2017年1月15日、JRA馬事公苑(2016年末一時閉苑)にて「さようなら！ 第二角馬場！」と題したOBOGの集いを開催いたしました。
馬事公苑は馬術競技会のメッカですが、農大馬術部・農大一高馬術部の私どもにとっては開苑以来、約70年の永きに渡って日々の練習を積み重ねてきた思い出の場所でもあります。

　今シーズン最強の寒波が到来との予報で心配していましたが、快晴、風もなく絶好の乗馬日よりとなりました。
大学・高校OBOG合わせて180名を超える参加者を数え、遠くは北海道、九州から、あるいは降雪のため遅々として進まない新幹線のなかを走りながら？駆け付けてくださった OBOGのみなさまありがとうございました。二角や走路、正門などの写真を撮ったり、ひそかに目頭を熱くされたり、それぞれの別れを惜しまれたことと思います。

　また会の前日1月14日、グランドプリンスホテル高輪 プリンスルームにて公益社団法人 日本馬術連盟主催の「創立70周年記念 平成28年度表彰式・祝賀会」が催され、常陸宮妃華子殿下ご臨席のもと、日本馬術連盟 千玄室会長より山本紀生 農大馬術部総監督が功労者表彰を受けられました。そのお祝いも兼ねられたことは、私どもにとって幸運なことでした。

　今回、JRA馬事公苑様のご厚意により、かくも盛大な会を開催でき、懐かしい思い出の場所に別れを告げる機会をいただけましたことに深くお礼申し上げます。
一人ひとりの馬事公苑、第二角馬場(若い人にとってはオープンスクエア)を胸に刻み、2020年の東京オリンピックまでしばしのお別れです。

　農大馬術部、農大一高馬術部は、これからいまだかつて経験したことのない数年間を過ごすことになります。どうぞこれまで以上のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京農業大学農友会馬術部　監督 関寺宏